それいけ!ひるきん幼稚園~ゆけんぽちゃんとシャティ先生~
ゆくんぽちゃん・ゆきんぽちゃん・ゆこんぽちゃんと一緒に通っています。
今日はお勉強担当のシャティ先生のお家にお呼ばれ。
ゆけんぽちゃんはお母ちゃん渡されたお菓子を持って、ウキウキで先生のお家に向かいました。
ゆ「せんせー!こんにちわぁー」
シャティ先生「こんにちわ、ゆけんぽちゃん。元気に挨拶できて偉いね。さぁ上がって」
ゆ「おじゃましまーす!」
シャティ先生のお家は建て替えたばかり。あまりに広さにゆけんぽちゃんはビックリです。

先生のお家には色々な物がありました。

ゆ「なんだこれ!おもしろい!」
ゆ「せんせい、なんか怖いよう!」

はしゃいでいるゆけんぽちゃんに、シャティ先生は言いました。
シ「ゆけんぽちゃん、こっちの椅子に座ろうか」
ゆ「?はーい」

シ「ゆけんぽちゃん、なんで先生のお家に呼ばれたかわかってるかな?」
ゆ「お茶を飲みに!」
シ「…ゆけんぽちゃん、この前の算数のテスト…何点だったか覚えてるかな?」
ゆ「えーと、15点!」
シ「ゆけんぽちゃんはね、算数のテスト幼稚園で一番ビリだったのよ」
ゆ「えっ」
シ「このままじゃ幼稚園卒業できなくなっちゃうから、お母さんに頼まれたのよ」
ゆ「勉強なんかしたくないよう!やだー!」

シ「ゆけんぽちゃん、泣かないでこの問題を読んで」
ゆ「ひこいち先生は1個5Ðのりんご3つと、3個で30Ðのミカンを」
ゆ「それぞれ6個ずつ握りつぶしてこう言いました」
ゆ「次はお前がこうなる番だ」

シ「ゆけんぽちゃん…そんなこと書いてないでしょう」
ゆ「勉強やだー!あーん!」
シ「ゆけんぽちゃん、これはね勉強のためだけじゃないのよ」
シ「女子力を上げて、ステキな殿方をゲットするために勉強は必要なの」
ゆ「えっ」
シ「算数のお勉強はね、天文学の勉強にも通じるのよ」
シ「もし航海中、位置が分からなくなったら…その時は星を読むの」
シ「星が読める女性と読めない女性…どちらがモテるかしら?」
ゆ「ステキなとのがたをゲットしたらどうなるの?」
シ「美味しいお菓子が毎日食べられます」
ゆ「ゆけんぽ、がんばる!」
食い意地が張ったゆけんぽちゃんは美味しいお菓子を食べるため、お勉強を頑張ることにしました。
がんばれ!ゆけんぽちゃん!
大きくなったゆけんぽちゃんが優秀な天文学者になることとか…それはまた別のお話。
